エフペシア 

エフペシアとはインドのシプラ社が製造、販売する薬剤です。このエフペシアはプロペシアのジェネリック医薬品で、有効成分は「フィナステリド」です。そして、有名なフィンペシアとエフペシアは基本的には同じ商品であり、フィナステリドの含有量は1㎎となっています。
 
 

シプラ社(Cipla社)

今回、ご紹介する「エフペシア」を製造販売しているシプラ社についてご説明します。シプラ社は1953年にインドのムンバイで設立されました。HIVの治療薬や抗生物質や抗がん剤、AGA治療薬でフィナステリドを有効成分とした「エフペシア」などを中心に1500種以上の治療薬を150ヶ国以上で販売している実績のある大手製薬メーカーです。ジェネリック医薬品にも力を入れており、安心で信頼のできる大手医薬品メーカーです。
 

AGAと原因

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で意味は「男性型脱毛症」です。AGAの原因は男性ホルモンである「テストステロン」と「5α還元酵素(5αリダクターゼ)」という酵素が結びつき「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されることが原因とされています。ジヒドロテストステロンが毛乳頭という毛髪の成長に重要な部分を萎縮させることで、ヘアサイクルの成長期が大幅に短くなりAGAが発症し薄毛、脱毛に繋がります。
 

エフペシア

エフペシアはプロペシアと同じで、有効成分を「フィナステリド」としているため効果や副作用もプロペシアと同じです。フィナステリドの含有量は1㎎でAGA治療の薬剤での推奨含有量となっております。エフペシアを使用した方の98%に効果が現れ、副作用のEDや性欲減退についても全体の2%程度なので過度な心配は必要ありません。また、ミノキシジルと併用することで発毛・育毛により高い治療効果も期待できます。
 

フィナステリドとは

そもそもフィナステリドとはどのようなものかを説明しましょう。フィナステリドはメルク社というアメリカの製薬会社がノコギリヤシの薬効成分を研究開発した化学合成品です。フィナステリドは「5α還元酵素阻害薬」に分類され、Ⅱ型の5α還元酵素(5αリダクターゼ)を阻害することができます。結果としてジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、乱れたヘアサイクルを正常に整え薄毛、脱毛を防ぐ効果があります。
 

AGA治療

AGA治療ではエフペシアの飲み方としては1日1回飲み忘れがないように決まった時間に飲み続けることが大切です。フィナステリドの血中濃度を一定に保つことで効果に実感が出てきます。そして、AGA治療には大体6ヶ月の継続治療が必要ですので自己判断で服用を止めたりはせず、かかりつけの医師にご相談ください。
 
「フィナステリド」「デュタステリド」はDHTの生成を阻害し薄毛、脱毛には効果がありますが発毛効果には期待できません。フィナステリドとデュタステリドは薄毛、脱毛に効果があることから守りの治療と言われています。そこで冒頭でも少し触れたミノキシジルを併用することをおすすめします。ミノキシジルには血管拡張効果があり、頭皮の血流が増加し発毛に必要な栄養がしっかりと行き届き発毛するという効果です。ミノキシジルは攻めの治療と言われています。
 
公益社団法人日本皮膚科学会のガイドラインで「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」は「行うよう強く勧められる」とされるAランクに指定されていることからフィナステリド、デュタステリドとミノキシジルを併用することでより効果的なAGA治療になることでしょう。
 

AGA治療と初期脱毛

エフペシアなどのフィナステリドを服用することで初期脱毛という症状が発現する可能性があります。初期脱毛とは、乱れたヘアサイクルが正常なヘアサイクルに改善されることで古い毛髪を新しく生えてきた強い毛髪に押し出されることで起こる脱毛のことです。初期脱毛は全ての人におこるということはありませんが、初期脱毛が発現した方はフィナステリドの効果が出ている証拠でもあるので過度の心配は必要ございません。
 

エフペシアの入手方法

プロペシアのジェネリックであるエフペシアの最大の魅力は価格にあります。プロペシアと同じ効果でかなり安く入手することができるので人気のある薬剤となっています。ただし、エフペシアは日本では認可されていない薬剤となっているので個人輸入やインターネットの通信販売からの入手が主となっています。
 
エフペシアについてインターネットで検索をすると2chやブログなどで「エフペシア 効かない」「エフペシア 偽物」が検索の上位にあります。これは輸入の際にきちんとした成分検査が行われなかったり、フィナステリドが含有されていない偽物を服用している可能性があるためです。日本では厚労省から個人輸入には危険が潜んでいるので個人輸入はしないようにとの注意喚起がなされています。必ず信頼のできる病院やクリニックなどで安全な薬剤を使用してください。        

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