ミノキシジルは発がん性あり?なし?

ガンになりやすい?ミノキシジルには血圧低下やむくみ、多毛症などさまざまな副作用が発症する可能性があります。その副作用として最近話題となっているのが、ミノキシジルによる発がん性です。ミノキシジルを使用すると、がんになってしまうのではないかという噂がインターネットでも広まっています。

その噂が広まった一つの要因として、お笑いコンビ雨上がり決死隊の宮迫博之さんが胃がんになったということもあるようです。宮迫さんは、ご存じの通り育毛剤のCMにも出演していましたし、それ以外にも薄毛治療を行っていたといわれています。そのため、薄毛治療を行ったからがんになった、という噂が広まったようなのです。

またそれとともにその噂の真実味が増す根拠もいわれています。それがVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という糖タンパク質です。

これはもともと体内に存在する物質で、正常な身体の血管新生(今ある血管から枝分かれして新しい血管ができる)だけでなく腫瘍の血管形成や転移にも関与しているといわれているのです。ミノキシジルの血行促進はこの作用により起こっているため、ミノキシジルとがんが関係しているのでは、という説が広まっているのです。

実際には、ミノキシジルでがんのリスクが高まるという研究結果は出ていません。

これまで海外では1980年代、日本でも1999年にミノキシジルの育毛剤が販売開始されています。すでに国内でも約100万人もの方がミノキシジルを使用しているといわれており、これが全世界となると数千万人も上ることでしょう。

もしもミノキシジルでがんのリスクが高まるということであれば、これだけの人が使用しているのですから大問題となっているはずです。

また日本では3人に1人の割合でがんで亡くなっており、男性の2人に1人はがんにかかるといわれているのですから、かなり高い確率でがんにかかるのです。そのため、ミノキシジルと関連付けるのはちょっと強引かもしれません。

また、当然そういったリスクがあるのであれば、当然厚生労働省が認可するわけがないのですから。ミノキシジルとがんについてはまったくの無関係といえるでしょう。

ミノキシジルはがん治療を行っている方は使用できません!

ミノキシジルと発がん性については無関係ですが、現在がんの治療を行っている方はミノキシジルを使用することができません。

がんは血液から栄養を補給し増殖していきます。がん治療ではVEGFの増殖を防ぎ、がんに栄養を与えないようにするという治療法も行われます。ところがミノキシジルを使用することでその治療の効果を半減させてしまう恐れがあるからともいわれています。命に関わるがんと、命には直接関わらない薄毛、どちらを重視したらいいのかはいうまでもないでしょう。

ただミノキシジルと発がん性は無関係といいましたが、それはあくまで認可が下りている育毛剤に関して、ということになります。

日本人が使用する上で重視すべきなのは厚生労働省の認可ですが、FDAで認可されているものでも安全性は高いです。そのためクリニックで処方されるミノキシジルであれば問題はありません。

では、何が問題なのかというと、通販などで販売されているミノキシジルです。

個人輸入品、正規品という名目で販売していても、それが偽造品である可能性は十分にあります。偽造品だとミノキシジルの濃度がどれくらいになっているか分かりません。もしかすると規定値以上に濃度が高くなっているかもしれませんし、ミノキシジル以外に発がん性のある物質が配合されている可能性も否定できません。その場合は、発がん性と無関係とは言いきれないでしょう。

安心して治療を進めるには、やはりクリニックに相談!

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