ミノキシジルはどんなタイプの薄毛にも効果があるの?

ミノキシジルの効果とは?ミノキシジルは日本皮膚科学会のAGA治療推奨度でフィナステリド(プロペシア)とともに、一番評価の高いA(強く勧められる)ランクの治療薬です。そしてAGAだけではなく、さまざまな薄毛に高い効果が期待できるといわれています。もともと、ミノキシジルは高血圧の内服薬として用いられていた薬剤で、服用していた患者さんに発毛が確認されたため、脱毛症の治療用として使用されるようになったのです。

ミノキシジルがなぜ薄毛に効果を発揮するのか、というメカニズムの詳細はまだ分かってはいません。ですが血管拡張効果により血流が良くなり、毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化されるのに十分な栄養を毛母細胞に届けることができるようになることが要因といわれています。

もちろん薄毛になってしまう原因は血行不良だけでなく、男性ホルモンの影響、頭皮の汚れ、ストレスなどもあります。そのため、ミノキシジルが薄毛に100%の効果があるわけでもありませんが、血行不良が原因の薄毛には高い効果が発揮されるようです。

しかし、血管拡張効果が必ずしも身体にいい影響ばかりを与えるわけではなく、体調・体質によっては逆に身体に異常を来してしまう危険性もあるので十分な注意が必要です。また、薄毛の部位やミノキシジルの濃度によっても効果が違ってきますので、使用する頭髪の部位や脱毛症の種類によって使い分けが必要になる場合もあります。

ミノキシジルは部位・脱毛症によって効果が違う!

さまざまな薄毛に高い効果が期待できるといわれるミノキシジルですが、実際に使用した方のコメントでは「発毛を実感できた」「抜け毛が止まった」という方もいれば、「あまり効果が分からない」「抜け毛が止まらない」と感じる方もいます。

個人差はありますが、ミノキシジルを使用する部位や脱毛症の種類によって効果の表れ方が変わってくるのです。効果があったという方はそのまま継続して使用していいですが、効果がなかったという方は何かしらのその他の原因が考えられるので、早急に対策が必要になるでしょう。

部位別のミノキシジル効果

▶頭頂部の薄毛
ミノキシジルが最も効果を発揮するのが頭頂部の薄毛です。頭頂部が薄毛になってしまう原因の多くは毛母細胞の栄養不足。血流が悪くなり栄養が行き届いていないためで、血管拡張効果のあるミノキシジルが有効というわけです。

詳細情報へミノキシジルの部位別効果(頭頂部)についての詳細はコチラ

▶生え際の薄毛
生え際の薄毛(M字ハゲ)は、なかなか解消されないといわれます。ミノキシジルをつけても効果がなかったという方もいるほど。生え際の頭皮は硬く、ミノキシジルの浸透が悪いことが原因の一つといわれています。またDHTの影響も大きい部位で、その対策も必要です。

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▶前頭部の薄毛
AGA治療では、東洋人に特に多い前頭部の薄毛。生え際の薄毛同様、ミノキシジルでは解消されにくい部位です。前頭部は他の部位に比べ血管は細く少ないので血行が悪くなりやすいということも原因の一つといわれています。また前頭部には体内の限られた部位にしか存在しない5α-リダクターゼ2型があり、強力なDHTを生成してしまうため、その対策も必要です。

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▶円形脱毛症
主に過度のストレスが原因で引き起こされるといわれる円形脱毛症。ストレスにより血管が収縮してしまうことがあるため、血管拡張効果のあるミノキシジルは有効です。ですが、根本的な円形脱毛症の治療法ではないため高い効果はあまり望めないようです。若干の効果に期待して試してみるのもいいですが、その場合には医師の判断を仰いだ方がいいでしょう。

詳細情報へミノキシジルの部位別効果(円形脱毛症)についての詳細はコチラ

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