若い年代の薄毛・AGA

薄毛やAGAは、中高年の治療とイメージを抱いている方も多いと思いますが、実際は男性なら誰しもが発症する可能性があります。その中でも若い年代の方は、なかなか相談することもできず、ひとりで思い悩むことも多いようなので、今回は若い年代の方の薄毛・AGAについてお話しましょう。

 薄毛・AGAの発症はいつからか

薄毛・AGAは思春期以降発症する可能性があります。もちろん、長年の生活習慣や老化等の影響で体内の血管等も衰えがくることから、中高年の方が多いのも確かですが、早い方なら10代後半・20代前半から抜け毛が増えてきた・前髪で隠しているが前頭部が気になってきた・頭頂部が薄くなってきた、という方もいらっしゃいます。

というのも、薄毛やAGAの原因は生活習慣以外にも、遺伝の要素もあるからなのです。

遺伝とは

遺伝はいろいろなものがありますが、髪に関することで言えば「アンドロゲンレセプターの感受性」と「5αリダクターゼの活性」の遺伝が問題になってきます。

■ アンドロゲンレセプターの感受性

アンドロゲンレセプターとは簡単に言うと、「男性ホルモンを受け取るもの」です。薄毛・AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンですが、これを体内で受け取ってしまうと、抜け毛や髪の成長の妨げが起きてしまいます。

DHT自体は男性なら誰でもあるものですが、これを受け取りやすい人、つまりアンドロゲンレセプターの感受性が強い人が、薄毛・AGAの発症へとつながっていくのです。そして、この感受性が高いか低いかは遺伝で決まります。この遺伝は母方の隔世遺伝と言われており、お母さんの家系で髪に悩みがある方がいる場合は遺伝が考えられます。

■ 5αリダクターゼの活性

5αリダクターゼとは、男性ホルモンのテストステロンを薄毛・AGAへと導くDHTに変化させる酵素です。この5αリダクターゼが数多く分泌され存在すると、それだけテストステロンからDHTに変化されることが多くなり、その結果薄毛・AGAになる可能性が高くなってしまいます。

5αリダクターゼの分泌量が多いことを「活性が高い」と言いますが、これも遺伝によって決まります。この遺伝は父方・母方の差はありません。

■ 遺伝は絶対か?

ここまで読んで、「親戚に頭が薄い人がいる」等で、自分も遺伝かも・・・と愕然とした方がいると思いますが、100%完全に遺伝が影響するとは言い切れません。あくまでも可能性が高いということです。また、アンドロゲンレセプターの感受性が高い人は、プロペシアなどのフィナステリドが効きやすいといった特徴もあります。

他にもいろいろな原因が・・・

遺伝以外でも若くして薄毛・AGAになる方もいます。理由としては、栄養バランスが取れていない食生活や頭皮環境の悪化等です。

今はコンビニやファストフード店が至る所にあり、ひとり暮らしで自炊をしなくても食事の問題はありません。しかしながら満腹にはなりますが、栄養面ではビタミン・タンパク質の不足や脂質の過剰摂取といったことも考えられます。これらのことが積もり積もってくると、体はもちろん、髪にも十分影響が考えられます。

また、最近は髪型にも気を使うおしゃれな方が増えたので、ワックスなどの整髪剤を使いカッコよく仕上げる方も多いと思いますが、きちんとシャンプーで洗い落としきれていなかったりすると、頭皮の環境も悪くなり炎症を起こし、抜け毛につながることもあります。

AGAは進行性

もし薄毛やAGAが気になったとすれば、早めの治療をおすすめします。というのも、AGAは進行性だからです。「いずれ治るだろう・・・」「また機会があれば・・・」「迷っているなぁ・・・」等でなんとなく先延ばしにしていると、AGAの進行が進んでしまい、気づけばかなり深刻になっている場合もあります。

今は薄毛・AGAの薬や治療法はいろいろあり、効果もしっかり報告されています。当サイトで紹介している「ミノキシジル」は、日本皮膚科学会のAGA治療ガイドラインにおいても、強く勧められている薬剤のひとつです。

薄毛・AGAの原因はこれまでお伝えしたようにいろいろありますが、やはり一番の原因は男性ホルモンのDHTであることが多いです。こればかりは、放っておいてもよくなることはなかなかないので、気になり始めたら治療を始めましょう。

若い方も相談しやすくなっています

薄毛やAGAの治療や相談は、やはり病院・クリニックに行かれる方がほとんどだと思います。しかし、「女性の看護師さんや患者さんと一緒っていうのは嫌だな」「誰かに見られると気まずい」等、ちょっと恥ずかしい気持ちもありますよね。これはどの年代の方にも言えると思いますが、若い年代の方は特に気にするかもしれません。

当サイトでもいろいろなクリニックを紹介していますが、ほとんどのクリニックはこのような「行きにくい」状況を改善しています。一例を挙げると、当サイトのトップページでご紹介している「ユナイテッドクリニック」さんは、男性医師・スタッフのみなので女性と会うことはないとのことです。また、クリニックの場所はいろいろなテナントが入っているビルの中にあるので、ビルに入っていくところを見られても、どこに行くかまでは分かりません。

ユナイテッドクリニックさんによると、実際20代で薄毛・AGAの相談に来られる方もかなりいるそうで、前から気になっていたが、インターネットで調べると来やすそうなので来院したという声が多いそうです。もし、髪の状態が気になってきたら、ぜひ一度ご相談してみてください。今では薄毛・AGAはしっかり対策があり、治療できる病気になりました。早い段階で治療を始めると、改善の結果思い悩む期間も減ることになり、前向きになれますよ。

     

このページの先頭へ