梅雨はカビの季節!AGAの対策の季節!

梅雨の時期はAGAになりやすい?

5月から季節が変わりはじめ、梅雨になります。梅雨は気温と湿度の両方が上がり、蒸し暑くなると頭皮の皮脂量が増えたり、頭皮に存在する真菌が繁殖することで頭皮環境が悪化し、抜け毛や薄毛のきっかけが多くなります。この時に繁殖してしまう真菌が「カビ」です。 梅雨時期は湿度により髪の毛がまとまりづらく、スタイリング剤を多く使いがちです。雨にぬれたり、汗をかくことで整髪料などが頭皮に付着する機会も多くなります。長時間整髪料が頭皮についたまま1日過ごしたり、シャワーなどで洗い残しがあれば、そこから毛穴のつまりや炎症が起こりやすい頭皮環境になり、抜け毛・薄毛がさらに進行します。これが梅雨時期や季節の変わり目に増えるAGAの原因です。

頭皮にカビが繁殖する?

真菌はカビの仲間の総称です。マラセチア菌は「皮膚常在菌」と呼ばれ、誰の皮膚にも存在します。会社や家庭内でのストレスやジャンクフードや中華料理、フランス料理に多い油っぽい食事により頭皮から過剰に皮脂が分泌され、それをエサにしてマラセチア菌は分解酵素リパーゼを分泌し、皮脂がグリセリンと遊離脂肪酸へと分解されます。遊離脂肪酸が酸素と触れる(酸化する)と過酸化物質に変化し、脂漏性皮膚炎を起こします。 白癬菌は水虫の原因でもあり、皮膚の一番外側にある角質成分のケラチンをエサとします。繁殖の原因としてはやはり高温多湿によるものですが、感染によって広がります。ペットの犬や猫からも感染し、フケやかゆみ、抜け毛を引き起こします。  

ケトコナゾール配合シャンプーで真菌対策

こちらのサイトで紹介させて頂いてるユナイテッドクリニックさんでは、有効成分ケトコナゾールを2%配合したケトコナゾールシャンプーを取り扱ってます。ケトコナゾールシャンプーは頭皮の皮脂をしっかり取り除き、悪化した頭皮環境を改善してくれます。また、AGAの原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロステロン)も抑制するので発毛・育毛の効果があります。ただし、洗浄力が強いのでトリートメントの併用がお勧めです。ケトコナゾールは日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインのうちCランクの「行っても良い」に位置する薬剤です。  

やっぱりすごいミノキシジル

薄毛は頭皮全体の血行不良が原因で起こることが多く、日頃の不摂生などで血流が悪くなり髪の成長に必要な亜鉛、タンパク質、ビタミンなどの栄養素が行き届きません。ストレスからくる自律神経の乱れも同様に血管が収縮し血流が悪くなる原因です。ミノキシジルの効果は、血流を改善し髪の毛の元となる毛母細胞を活性化することにより髪に必要な栄養素を頭皮の毛乳頭に直接届けることで毛髪サイクルを整えます。髪の毛が生えやすくなる環境と成長を促し、栄養が行き渡ることで髪の毛が太く、濃く生えてきます。

ミノキシジルの外用薬と錠剤(ミノキシジルタブレット・ミノタブ

日本国内では大正製薬の「リアップ」がミノキシジルを配合しており、海外では「ロゲイン(Rogaine)」がミノキシジルの外用薬としてあります。成分が同じなので効果や副作用についても同じです。異なる点はリアップが国内認可の第一類医薬品に対して、ロゲインは国内未承認の医薬品という点です。ミノキシジルの錠剤、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)はこちらでも紹介しているAGA治療(薄毛治療)専門のクリニック、医療機関で処方してもらいましょう。ミノキシジルは男性型脱毛症診療ガイドラインのうちAランクの「行うよう強く勧められる」にランクされておりAGA治療では必須の薬剤です。

注意

ミノキシジルはもともと血圧降下剤なので、低血圧の方は血圧が下がりすぎてしまう可能性があります。低血圧の方は医師に相談することをお勧めします。

副作用

ミノキシジル外用薬にみられるものは皮膚症状で、ミノキシジルタブレットで現れるものには体毛増加などがあります。主に報告されているものとしては体毛が濃くなる、頭痛、めまいや動悸、顔のむくみなどがあります。

意外と知らない?初期脱毛

髪にはヘアサイクルという周期があります。太く長く育つ成長期、成長が止まる退行期、脱毛が始まる休止期と髪は発毛と脱毛繰り返していて、男性ホルモンの影響によってヘアサイクルの乱れが生じます。 AGA治療を開始すると、いま生えてる髪の毛の奥で次の髪の毛の元が作られます。成長期に入ると、次第に弱くなっている髪の毛が押し出されます。これを初期脱毛といいます。ちなみに初期脱毛の期間があり、1~2週間の人もいれば約3か月続いた人もいるので個人差はありますが、約1ヶ月間です。脱毛量は通常の約2~3倍の約200~300本です。初期脱毛は突然終わります。その後、発毛に変わっていきますので最初は戸惑うかもしれませんが、治療の効果が表れている証拠です。

梅雨時期は特に早めの対策

    今回紹介したケトコナゾールのシャンプーとミノキシジルは併用できます。また、AGA治療では「最低でも6か月から1年以上は継続が必要」としているので、AGA治療は長い目で見て長期的、継続的、効果的に治療することが重要となります。「最近抜け毛が多いな」「髪の毛が細くなったな」と感じたら早めにAGA専門のクリニックや医療機関へご相談ください。

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